日本学校農業クラブ連盟(FFJ:Future Farmers of Japan)は、1948年(昭和23年)高等学校で農業を学ぶ生徒達の、自主的・自発的な活動組織として全国の農業高校で誕生しました。以来60余年、科学性・社会性・指導性を三大目標とし、将来の農業や関連産業で社会に貢献し、活躍できる人材の育成を目指してまいりました。
 現在では、全国約380校で9万人ほどの生徒が農業に関わる学科に在籍しており、学校農業クラブの活動に参画しております。これまでも、またこれからも農林業はもとより、幅広く産業界に貢献できる人材の育成に貢献してまいります。
 さて、平成31年度に開催される「第70回日本学校農業クラブ連盟全国大会」は、70年目の節目となる大会として、山形県(主管)、宮城県、福島県の南東北三県での共同開催とし、「平成31年度日本学校農業クラブ連盟 南東北大会」と呼称いたします。
 2011年(平成23年)3月11日、日本周辺における観測史上最大の地震が発生し、それに伴う巨大津波による犠牲者は1万8千余名とも言われ、さらに重大な原子力事故による深刻な課題は未だ解決途上にあります。
 そのような中、本大会を南東北三県で開催させていただくことは、これまで全国のクラブ員から頂いた東日本大震災復興支援への深い感謝を示すとともに、三県のみならず東北六県のクラブ員が『がんばろう!東北』の名の下に、お互いに友情を深め、絆を共感できる機会とし、全国の農業クラブ員と新しい時代の夢と希望を育む大会と位置づけます。
 宮城県連盟は、平成23年3月11日の震災前まで、平成25年度全国大会(宮城大会)の開催にむけ、県内のクラブ員・教職員が準備を進めていましたが、残念ながら震災の影響で実施することが出来ませんでした。実施できなかった想いと、平成25年度に首都圏大会として運営していただいた感謝の気持ちを持って、11校約2,200名のクラブ員で準備を進めてまいります。
 福島県連盟12校約2,900名のクラブ員は、参加される選手の皆様が日頃の学習成果を十分に発揮できますよう、また、東日本大震災、東京電力福島原子力発電所事故に対する復興支援に感謝の気持ちを持って、準備、運営に取り組んでまいります。「ほんとの空がある。」ここ福島の地で、生涯の思い出となるような大会となりますよう努めてまいります。
 そして山形県連盟は、5校約1,000名とクラブ員数は少ないのですが、全国大会事務局として精一杯全国からの仲間をおもてなしいたします。本県は全国ブランド米として名高い「つや姫」をはじめ、県花であるベニバナ、サクランボやラ・フランスなど果樹王国としても全国的に評価をいただいております。
 このように、南東北三県がひとつになり豊かな自然や食・文化を発信するとともに、御来県いただいたクラブ員の皆さんが相互に交流され、新たな感動を発見していただき、新時代の農業や環境、地域文化の創造者を目指すきっかけとなる大会になりますよう、これから最大の準備を進めてまいります。
 つきましては、本大会の趣旨を御理解いただき、関係の皆様の御指導・御支援をいただきたくお願い申し上げます。

平成30年5月 

山形県学校農業クラブ連盟会長
(山形県立新庄神室産業高等学校)
長澤 桃子
宮城県学校農業クラブ連盟会長
(宮城県小牛田農林高等学校)
吉田 歩夢
福島県学校農業クラブ連盟会長
(福島県立福島明成高等学校)
西村 季龍
第70回日本学校農業クラブ全国大会事務局
生徒実行委員長
島貫 倫華
第70回日本学校農業クラブ全国大会事務局長
(山形県立置賜農業高等学校長)
柴﨑  浩